「旅館業許可の申請中に、部屋の内装工事やOTAの掲載準備を進めてもいいの?許可が下りてからじゃないとダメ?」

旅館業許可の申請から取得まで4〜6か月かかることを考えると、申請中に何もできないのでは開業が大幅に遅れてしまいます。申請中にできることとできないことを正確に理解することで、開業までの準備を効率的に進めましょう。

申請中にできること

内装工事・設備整備は申請と並行して進められる

旅館業許可の申請中であっても、内装工事・設備工事を進めることは問題ありません。むしろ、申請書類の提出後に設備工事を発注することが一般的なプロセスです。ただし消防設備については、消防署への事前相談を完了してから設計・発注するのが正しい順序です。

  • 内装リフォーム・インテリアの整備:許可申請と並行して進められる
  • 消防設備(自動火災報知器・誘導灯)の設置工事:消防署の事前相談後に発注・施工する
  • スマートロックの設置:許可申請と並行して進められる
  • 撮影・写真素材の準備:許可申請と並行して進められる
  • OTAアカウントの作成・物件情報の入力:許可申請と並行して進められる(掲載・予約受付は許可取得後)

OTA掲載の準備は許可前から進められる

AirbnbなどのOTAのアカウント作成・物件情報の入力・写真のアップロードは、許可取得前でも行えます。許可が下りたらすぐに公開・予約受付を開始できるよう、準備だけ整えておくことで開業タイミングを最大化できます。

申請中にできないこと

有償でのゲストの受け入れは許可・受理前に禁止

旅館業許可または民泊新法の届出受理前に、金銭を受け取って宿泊させることは法律違反です。「テスト宿泊」という名目であっても有償であればアウトです。無償で知人に泊まってもらって設備を確認することは問題ありませんが、有償での受け入れは許可・受理の完了後に行ってください。

申請中に並行して進めるべき準備リスト

許可取得後すぐに営業を開始できるよう、以下の準備を申請中から進めておきましょう。

  • ハウスルールの作成:日本語・英語での利用規則を作成する
  • 清掃体制の整備:清掃業者との契約・清掃マニュアルの作成
  • 緊急時対応体制の整備:緊急連絡先・管理者の確保
  • 民泊専用損害賠償保険の加入申込み:保険会社に申し込んでおく
  • 多言語掲示物の準備:避難経路図・ゴミの出し方・緊急連絡先などを作成する
  • 備品・アメニティの準備:タオル・シーツ・シャンプーなどを揃えておく

まとめ

  • 内装工事・設備整備・OTA掲載準備は申請中から並行して進められる
  • 消防設備の発注は消防署の事前相談を完了してから行う
  • 有償でのゲスト受け入れは許可・届出受理後でなければ法律違反
  • 申請中から準備を進めることで許可取得後すぐに営業開始できる

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