「OTAに掲載すると手数料が引かれると聞いたけど、具体的にどれくらい取られるの?手数料を抑える方法はあるの?収益計画にどう反映すればいい?」
OTAの手数料は、民泊運営における継続的なコストとして収益に直接影響します。「売上=手取り」ではないことを正確に理解し、手数料を踏まえた価格設定・収益計画を立てることが重要です。
主要OTAの手数料相場
プラットフォームごとに手数料体系が異なる
OTAの手数料は、プラットフォームによって計算方法も料率も異なります。事前に正確に把握しておかないと、想定していた収益と実際の手取り額に大きな差が生じることがあります。
- Airbnb:ホスト側手数料は概ね3%前後(簡易手数料体系の場合)。ゲスト側にも別途サービス料が発生する仕組みのため、表示価格に上乗せされる形になる
- Booking.com:ホスト側手数料は概ね15〜18%程度。Airbnbに比べて手数料率が高めに設定されている
- その他の国内系プラットフォーム:手数料体系はプラットフォームごとに異なるため個別に確認が必要
これらの手数料は売上に対して引かれるため、たとえば1泊1万円の予約で手数料15%の場合、実際の手取りは8,500円になります。年間の売上目標を立てる際は、必ず手数料控除後の「手残り額」で計算することが重要です。
手数料を踏まえた価格設定の考え方
手数料込みで利益を確保できる価格を逆算する
価格設定の際は、「この価格でいくら欲しいか」ではなく、「手数料・清掃費・経費を引いた後にいくら残したいか」から逆算する考え方が重要です。手数料率の高いプラットフォームでは、その分を見込んだ価格設定にしないと、想定していた利益を確保できません。
OTA手数料を抑える方法
方法①:直接予約(自社サイト・リピーター対応)を増やす
OTA経由ではなく、過去の宿泊者からの直接予約や、自社のホームページ・SNSからの問い合わせに対応することで、OTAの手数料を回避できます。ただし集客力という点ではOTAに依存する部分が大きいため、まずはOTAで実績と評価を積み、リピーターを増やしていく段階的なアプローチが現実的です。
方法②:手数料率の低いプランを選択する
プラットフォームによっては、手数料率が異なる複数のプランが用意されている場合があります。たとえばキャンセルポリシーを厳格にすることで手数料が下がるプランなど、自分の運営スタイルに合った選択肢がないか確認してみましょう。
方法③:複数プラットフォームの手数料を比較した上で注力先を決める
すべてのプラットフォームに均等に力を入れるのではなく、自分の物件と相性が良く、かつ手数料負担が許容範囲内のプラットフォームに注力することで、運営の手間とコストのバランスを最適化できます。
手数料以外にも考慮すべきコスト
OTA手数料だけでなく、決済手数料・通貨換算手数料が別途発生する場合もあります。収益シミュレーションを行う際は、これらの諸費用もすべて含めた「実質手取り額」で計算することをおすすめします。
まとめ
- Airbnbの手数料は3%前後、Booking.comは15〜18%程度が目安
- 価格設定は手数料・経費控除後の手残り額から逆算して決める
- 直接予約の獲得・手数料率の低いプランの選択で手数料負担を抑えられる
- 収益シミュレーションは決済手数料なども含めた実質手取り額で計算する
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