「民泊新法の届出を出してから、どれくらいで受理されるの?受理されたらすぐに営業を始められるの?」

民泊新法の届出を提出してから受理されるまでの期間は、書類の内容や自治体の混み具合によって変わります。「出したらすぐに営業できる」と思って備品を揃えたり、OTAに掲載したりしてしまうと、受理を待つ間に無駄なコストが発生することがあります。標準的な期間と、期間を短縮するためのポイントを事前に把握しておきましょう。

届出から受理までの標準的な期間

通常の場合:2〜4週間

民泊新法の届出は旅館業許可と異なり、現地検査がありません。書類を審査するだけで受理されるため、書類に不備がなければ届出から受理まで2〜4週間程度が目安です。ただし自治体によって処理速度が異なります。

  • 書類に不備がない場合:2〜4週間で受理通知が届く
  • 繁忙期(4〜6月・9〜10月):審査が混み合い5〜6週間かかる場合がある
  • 書類に不備がある場合:追加書類の提出・修正を求められ、さらに2〜4週間追加される

受理後はすぐに営業開始できる

届出が受理されると届出番号が交付されます。この届出番号をAirbnbなどのOTAの管理画面に登録することで、法律上の営業開始が可能になります。受理前に有償でゲストを受け入れることは民泊新法違反になりますので、必ず受理を確認してから営業を開始してください。

期間が延びる主な原因

原因①:書類の不備

届出が差し戻される最も多い原因が書類の不備です。図面の記載事項が不十分・住宅用火災警報器の設置状況が不明確・必要書類の一部が欠けているなどが主な原因です。差し戻しが1回発生するだけで、審査期間が2〜4週間延びます。

原因②:管理規約や用途地域の問題

届出後に「管理規約に民泊禁止の記載がある」「工業専用地域で届出不可」などの問題が発覚すると、届出自体が受理されません。最初からやり直しになるため、大幅な時間のロスになります。届出前にこれらを確認しておくことが最大の時間節約になります。

原因③:自治体の処理件数が多い時期

4〜6月の開業シーズンや、旅行需要が高まる時期の前には届出件数が増え、審査に時間がかかる傾向があります。余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

期間を短縮するためのポイント

ポイント①:届出前に用途地域・管理規約を必ず確認する

届出後に問題が発覚して最初からやり直しになることが、最も大きな時間のロスです。届出前に用途地域・管理規約・上乗せ条例を確認しておくことで、このリスクをゼロにできます。

ポイント②:書類を正確に作成する

届出書類の記載漏れ・誤記・図面の不備が差し戻しの主な原因です。保健所の窓口で書類の書き方を事前に確認するか、行政書士に依頼することで差し戻しリスクを大幅に下げられます。

ポイント③:オンライン届出を活用する

住宅宿泊事業法届出システム(minpaku.mlit.go.jp)を使ったオンライン届出は、窓口での書類提出より審査がスムーズに進む場合があります。また、差し戻し時の追加書類の提出もオンラインで完結できます。

まとめ

  • 民泊新法の届出から受理まで2〜4週間が標準的な期間
  • 書類に不備があると差し戻しで2〜4週間さらに延びる
  • 届出前に用途地域・管理規約・上乗せ条例を確認しておくことが最大の時間節約
  • 受理後すぐに届出番号をOTAに登録して営業開始できる

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