「近隣から無許可営業だと通報されてしまったかもしれない。行政から連絡が来たらどう対応すればいいのか知りたい。」
近隣からの通報を受け、行政から問い合わせや立入調査の連絡が来た場合、対応の仕方次第でその後の展開が大きく変わります。この記事では、通報を受けた場合に取るべき対応フローを解説します。
行政からの連絡・調査には誠実に対応する
拒否・無視は状況を悪化させる
行政からの問い合わせや立入調査の依頼を拒否したり無視したりすると、悪質な違反者とみなされ、より厳しい対応につながるおそれがあります。指摘された内容が事実であれば、まずは正確な現状を伝え、是正に向けて協力する姿勢を示すことが重要です。
事実関係を正確に整理してから対応する
曖昧な回答や事実と異なる説明は避ける
焦って曖昧な回答をしたり、事実と異なる説明をしてしまったりすると、後から矛盾が生じ、かえって心証を悪くする結果につながります。営業開始時期・営業日数・宿泊者数など、事実関係を正確に整理したうえで、行政の求めに応じて回答することが重要です。
専門家に同席・相談してもらう
行政書士に対応方針を相談することでリスクを抑えられる
行政とのやり取りに不慣れなまま対応すると、不利な発言をしてしまったり、必要な手続きを見落としたりするリスクがあります。行政書士など専門家に事前に相談し、必要であれば行政とのやり取りに同席してもらうことで、適切な対応を取りやすくなります。
是正計画を提示し、正規化のスケジュールを示す
「いつまでに何をするか」を明確に伝える
営業を継続したい場合は、いつまでに届出・許可を取得する予定か、それまでの間営業を停止するのかといった是正計画を具体的に行政へ示すことが重要です。計画性のある対応を示すことで、行政側の心証も変わりやすくなります。
近隣住民への説明・謝罪も並行して検討する
行政対応だけでなく近隣との関係修復も重要
通報の背景には、近隣住民の不満やトラブルが積み重なっているケースが多くあります。行政への対応と並行して、必要に応じて近隣住民への説明や謝罪を行い、関係の修復に努めることも、その後の運営を継続するうえで重要な要素になります。
まとめ
- 行政からの問い合わせ・立入調査は拒否せず誠実に対応することが重要
- 事実関係を正確に整理したうえで、曖昧な回答や事実と異なる説明は避ける
- 行政書士など専門家に相談・同席してもらうことで対応のリスクを抑えられる
- 是正までのスケジュールを具体的に示すことで行政側の心証が変わりやすい
- 行政対応と並行して近隣住民への説明・関係修復も検討することが望ましい
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監修者


渡邊 雄一郎
トライアド行政書士事務所代表。法科大学院修了・法務博士・行政書士。民泊専門サービス「民泊GO」を運営し、住宅宿泊事業の届出、旅館業許可、特区民泊を中心に、消防・建築・近隣対応まで含めた民泊の立ち上げ支援を行っています。


