「民泊目的で物件を探したいけど、不動産会社にどう伝えればいいかわからない。普通に『駅近で2LDK』と伝えるだけだと民泊に向かない物件を紹介されそうで不安」
民泊向けの物件探しは、一般的な居住目的の部屋探しとは重視するポイントが大きく異なります。不動産会社の担当者は民泊の知識を持っていないことも多いため、こちらから明確な条件を伝えることで、ミスマッチを防ぎ効率よく物件を探せます。
不動産会社に伝えるべき5つの条件
条件①:用途地域を明確に希望として伝える
「旅館業許可を取得したいので、商業地域・近隣商業地域・住居地域の物件を希望します」と、目的と希望する用途地域をセットで伝えてください。担当者が用途地域に詳しくない場合もあるため、「住居専用地域は避けてほしい」と具体的に伝えることが重要です。民泊新法の届出のみを考えている場合でも、上乗せ条例の影響を受けにくいエリアを希望することを伝えておくと、より良い提案を受けられます。
条件②:建物の構造・築年数の希望を伝える
消防設備の設置のしやすさを考えると、コンクリート造・鉄骨造の建物の方が配線工事を進めやすい傾向があります。木造の建物では工事費が高くなったり、配線ルートの確保が難しかったりするケースがあります。また、旅館業許可・民泊専用保険の加入条件として、1981年6月以降の新耐震基準の建物であることが望ましいことも伝えておきましょう。
条件③:マンションの場合は管理規約の事前確認を依頼する
マンション物件を検討する場合、内見を申し込む前の段階で「管理規約のコピーを取り寄せて、民泊禁止の記載がないか確認してほしい」と依頼することをおすすめします。内見してから気に入った物件が実は民泊禁止だったとわかると、時間の無駄になってしまいます。事前に確認可能な不動産会社を選ぶことも一つのポイントです。
条件④:客室面積・トイレ数を考慮した間取りを希望する
旅館業許可を見据えている場合、希望する定員に対して十分な客室面積(1人あたり3.3㎡以上が目安)・トイレ数(宿泊者5名につき1か所以上が目安)を確保できる間取りであることを伝えてください。単に「広さ」だけでなく「定員に対する設備のバランス」を意識した条件提示が重要です。
条件⑤:立地・アクセスの希望を具体的に伝える
最寄り駅から徒歩10〜15分以内、観光地・商業施設へのアクセスが良いエリアなど、集客力に直結する立地条件を具体的に伝えましょう。「観光客向け」「ビジネス客向け」など、想定するゲスト層によって適したエリアが異なるため、ターゲットも併せて伝えると的確な提案を受けやすくなります。
民泊向け物件に詳しい不動産会社を選ぶことも重要
条件を正確に伝えることに加えて、民泊・旅館業の知識がある不動産会社を選ぶことも成功の鍵です。民泊に詳しい不動産会社であれば、用途地域や管理規約の確認を積極的にサポートしてくれたり、すでに民泊で運用されている物件の情報を持っていたりすることがあります。地域で民泊専門の不動産会社や、民泊物件の取り扱い実績がある会社を探してみるのも一つの方法です。
まとめ
- 用途地域(旅館業許可には商業地域・住居地域が向いている)を明確に伝える
- 建物の構造・築年数(コンクリート造・1981年以降が望ましい)を伝える
- マンションの場合は内見前に管理規約の事前確認を依頼する
- 客室面積・トイレ数など旅館業の設備基準を考慮した間取りの条件を伝える
- 立地・アクセスはターゲット層と合わせて具体的に伝える
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