「民泊を始めるために物件を探しているけど、どんな間取りがゲストに人気なの?同じ家賃・同じ価格でも選ぶ間取りによって稼働率が大きく変わるって本当?」
民泊に向いている間取りは、ゲストの快適性・想定する客層・収益性・法的な設備基準という4つの観点から総合的に考える必要があります。「自分が住みたい部屋」と「ゲストに選ばれる部屋」は必ずしも一致しないため、ターゲットとする宿泊者層を意識した間取り選びが重要です。
家族・グループ旅行に人気の間取り
1LDK〜2LDKは需要の中心
家族旅行や友人グループでの旅行では、4〜6名が一緒に快適に過ごせる1LDK〜2LDKの需要が非常に高いです。リビングで全員が集まれる空間があることが重要で、寝室が完全に独立しているタイプはプライバシーの面でも評価が高くなります。ホテルでは家族全員が同じ部屋になるのに対し、民泊なら部屋を分けて泊まれることが大きな差別化ポイントです。
一戸建ての一棟貸しは高単価設定が可能
一戸建てを丸ごと貸し切る「一棟貸し」は、大人数のグループに特に人気があります。庭やバーベキュースペースがあれば、家族旅行・誕生日会・小規模な集まりなど、用途の幅が広がります。一棟貸しはプライバシーが完全に確保されるため、ホテルにはない価値として高単価設定がしやすい点が大きなメリットです。
和室を含む間取りは外国人ゲストに人気
畳・障子・床の間など、日本的な要素を含む間取りは、特に外国人観光客から高い評価を得やすい傾向があります。海外からの旅行者にとって「日本らしい空間に泊まる」こと自体が旅の目的の一つになっているケースが多く、和室の有無が予約の決め手になることも少なくありません。
カップル・一人旅に人気の間取り
ワンルーム〜1LDKは都心部で高需要
カップルや一人旅の旅行者には、ワンルームから1LDK程度のコンパクトな間取りが好まれます。面積は小さくても、清潔感とデザイン性が伴っていれば高評価を得やすいのが特徴です。都心部のビジネス街・観光エリアでは、このサイズ感の物件への需要が安定しています。
ロフト付き物件はデザイン性で差別化
ロフトを設けた間取りは、限られた面積でも生活スペースと就寝スペースを分けられるため、見た目のおしゃれさと機能性を両立できます。SNS映えする内装と組み合わせることで、写真重視で物件を選ぶ若い層からの予約を獲得しやすくなります。
旅館業許可を視野に入れる場合の設備基準
客室面積・採光・トイレ数の基準を理解しておく
将来的に旅館業許可の取得を視野に入れている場合、間取り選びの段階で法的な設備基準を意識しておくことが重要です。基準を後から知って「この間取りでは定員が想定より少ない」と気づくケースが多いため、事前の確認が欠かせません。
- 客室面積:旅館業許可では1人あたり3.3㎡以上の客室面積が必要(自治体によって異なる場合がある)
- 採光・換気:窓のない部屋(無窓居室)は客室として使用できない。すべての客室に十分な採光が必要
- トイレ・浴室の数:宿泊者5名につき1か所以上のトイレが必要とされる自治体が多い
これらの基準を満たさない間取りでは、希望する定員で営業できない可能性があります。物件選びの段階で、想定する定員に対して十分な客室面積・トイレ数が確保できるかを確認しておきましょう。
まとめ
- 家族・グループ旅行には1LDK〜2LDK、大人数には一戸建ての一棟貸しが人気
- カップル・一人旅にはワンルーム〜1LDKが向いており、デザイン性が評価を左右する
- 外国人ゲストには和室を含む間取りが差別化要素になる
- 旅館業許可を視野に入れる場合は客室面積・採光・トイレ数の基準を事前に確認する
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