「旅館業の許可を取りたいけど、どこに申請すればいいの?市役所?保健所?窓口に電話していきなり申請できるの?」

旅館業(簡易宿所)の許可申請窓口は「保健所」です。市役所や区役所ではないため注意が必要です。また、いきなり書類を持って行くのではなく、まず事前相談から始めることが許可取得への近道です。

旅館業許可の申請窓口

申請先は「管轄の保健所」

旅館業(簡易宿所)の許可申請は、物件の所在地を管轄する保健所に行います。

  • 都道府県が管轄する保健所:政令指定都市・中核市以外の地域
  • 政令指定都市・中核市が設置する保健所:横浜市・名古屋市・福岡市など
  • 東京都23区の場合:各区の保健所(新宿区保健所・台東区保健所など)

「自分の物件の管轄保健所はどこか」は、物件の住所で確認できます。都道府県・市区町村の公式サイトで「保健所 所管区域」を検索すると確認できます。

許可取得までの流れ

ステップ①:事前相談(申請の数か月前)

書類を揃える前に、まず管轄の保健所に電話して事前相談の予約を取ります。事前相談では以下を確認します。

  • 物件の用途地域・許可の可否
  • 必要な書類の種類・書き方
  • 施設基準(客室面積・消防設備・衛生設備など)
  • 学校・病院との距離による照会の有無
  • 審査期間の目安

ステップ②:消防署への事前相談(並行して実施)

保健所への相談と並行して、管轄の消防署にも事前相談を行います。消防設備の種類・設置位置・設置基準を確認します。

ステップ③:設備工事

消防署・保健所の指示に基づいて、消防設備・衛生設備などの工事を実施します。工事完了後に消防署の確認を受けます。

ステップ④:申請書類の作成・提出

必要書類を揃えて保健所に提出します。主な書類は以下の通りです。

  • 旅館業許可申請書
  • 施設の構造設備の概要書
  • 各階平面図・配置図
  • 登記事項証明書(建物・土地)
  • 管理規約(区分所有の場合)
  • 周辺の地図

ステップ⑤:書類審査・現地検査

保健所が書類を審査し、施設の現地検査を実施します。検査で基準を満たしていれば許可証が交付されます。

  • 書類審査:1〜2週間程度
  • 現地検査:日程を調整して担当者が来訪
  • 許可取得まで:申請から1〜3か月程度

よくある失敗と対策

  • 書類不備による差し戻し:事前相談で書類の書き方を確認しておく
  • 設備基準の未達:消防署・保健所の指示通りに設備を整備する
  • 現地検査で指摘:事前相談時に基準を十分確認しておく

まとめ

  • 旅館業許可の申請窓口は「管轄の保健所」
  • いきなり書類を持参するのではなく、まず事前相談から始める
  • 消防署への事前相談も保健所と並行して進める
  • 申請から許可取得まで1〜3か月程度かかる

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